腫れた関節に痛みがある 全身の3か所以上の関節に痛みがある 朝、1時間以上関節が動かしづらい 歯ブラシが持ちにくい 服のボタンをはずしたりかけたりしにくい 靴ひもやリボンが結びにくい 箸がうまく使えない 缶ジュースのプルトップが開けにくい ハサミやホッチキスがうまく使えない テレビなどのリモコンが押しにくい ドアノブが回しにくい 家の鍵などが開けにくい
リウマチは中年の女性に多い病気ですが、若い人や高齢者にも発症します。 初めは指や手首の関節が腫れて痛むことが多く、進行しますと肘、肩、膝、足、脊椎などにも炎症が広がります。 炎症が長期に及ぶと、関節の軟骨や骨が壊されて変形が起こり、日常生活に支障が出てくるので早期からのしっかりとした治療が必要です。
病気の原因が不明なところもありますが、症状を抑え、炎症を鎮静させ、骨や関節の破壊など、病気の進行を抑制する薬剤も使用されるようになりました。 薬物療法に併せて運動器リハビリテーションを行い関節の機能の維持、向上に努めます。 関節に変形が起こり、生活に大きな不便を生じた場合には手術を行うこともあります。 適切な時期に手術を行うと、機能障害が改善されますが、その後も薬物療法、運動器リハビリテーションを継続して行い、機能回復・維持に努めます。